京都大学医学部附属病院とパレクセルが戦略的業務提携の締結を発表

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※本資料は、パレクセル・インターナショナルが2021年10月20日に発表しましたプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。

 

患者さんと製薬企業に治験のメリットを提供するKi-CONNECTのコラボレーション。

 

【2021年10月20日(米国時間)米国ボストンおよびノースカロライナ州ダーラム発】

 京都大学医学部附属病院と世界の人々がより健康になるための革新的で新しい治療法の開発をサポートする、世界的ソリューション プロバイダーのパレクセル(パレクセル・インターナショナル、本社:米国マサチューセッツ州ボストンおよびノースカロライナ州ダーラム、CEO:ジェイミー・マクドナルド)は、臨床研究の機会を増やし、効率的かつ生産的な臨床研究の支援方法を生み出すことを目的として、本日、戦略的業務提携の締結を発表いたします。京都大学医学部附属病院は、今回の提携により、全世界に500以上の施設と17,000人以上の治験責任医師(Investigator)を擁し、臨床試験へのアクセスと患者さんの登録を促進しているパレクセルのアライアンスサイト・ネットワークの一員となることで、それぞれの専門分野を共有して特定の研究分野に貢献する機会を得ることになります。

 パレクセルのチーフ・ペイシェント・オフィサーのクレア・グレース博士は、「今回の提携により、臨床試験のイノベーションを促進できることを大変うれしく思います。私たちは、医学の未来を前進させ、新たな治療を必要とする患者さんを救うために、革新的な臨床研究を実施するという情熱とコミットメントを共有することになります」と述べています。

 パレクセル・インターナショナル株式会社代表取締役社長の三木茂裕は、「パレクセルは、アジア・太平洋地域において、20年以上前から臨床研究及び事業規模を拡大してきました。今回の提携により、新規の革新的な医薬品を市場に投入するための取り組みをさらに進めることができます。」と述べています。

 京都大学医学部附属病院は、2020年4月に早期臨床試験に特化した次世代医療・iPS細胞治療研究センター(Ki-CONNECT「キーコネクト」)を設立しました。Ki-CONNECTでは、健常者ボランティアを対象とした第I相臨床試験に加えて、がん、難治性疾患、iPS細胞を用いた再生医療を対象とした臨床試験を実施しています。

 Ki-CONNECTの武藤学センター長(京都大学大学院医学研究科腫瘍薬物治療学講座 教授)は、「パレクセルと業務提携契約を締結できたことを大変嬉しく思います。このことは、Ki-CONNECTだけでなく、様々な医療開発者にとってもメリットがあると期待しています。今回の提携により、多くの革新的な治療法が臨床段階に至ることを心から期待しています。」と述べています。

 今回の業務提携は、パレクセルの「患者さんを中心に考える」という深いコミットメントの延長線上にあり、臨床試験への参加を阻む障壁を特定し、治験開始までのタイムラインやリクルート指標を改善するために役立ちます。

 

パレクセルについて

 パレクセルは、世界中のライフサイエンス企業やバイオ医薬品企業が、科学的な発見を新しい治療法へと変換する手助けとなる様々なサービスを提供し、患者さんがより健康になるための革新的で新しい治療法の開発をサポートしています。臨床試験の分散化、薬事コンサルティング、そして市販後やマーケットアクセスにわたる高い専門性や高度なテクノロジー、幅広い疾患領域における能力と機能性は、パレクセルの強い信念によって支えられています。パレクセルは、2020年12月にインフォーマ・ファーマ・インテリジェンスの独立パネルによって「ベストCRO」に選ばれました。詳細については、websiteや LinkedInTwitterInstagramをご覧ください。

 website: https://www.parexel.com/japan/

 LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/4451

 Twitter:https://twitter.com/PAREXEL

 Instagram:https://www.instagram.com/parexel_international/

 

京都大学医学部附属病院について

 京都大学医学部附属病院では、(1) 患者中心の開かれた病院として、安全で質の高い医療を提供する (2) 新しい医療の開発と実践を通して、社会に貢献する (3) 専門家としての責任と使命を自覚し、人間性豊かな医療人を育成する、という基本理念を元に、安全で安心な医療の提供に取り組んでいます。

 新薬の研究や新しい医療技術の開発は、臨床研究中核病院に指定されている京都大学医学部附属病院の重要な使命です。京都大学iPS細胞研究所と連携し、パーキンソン病患者に対するiPS細胞由来神経細胞の移植や、疾患特異的なiPS細胞を用いた研究に基づく創薬など、難治性疾患の新たな治療法の開発に取り組んでいます。

 2017年にはクリニカルバイオリソースセンターを設立し、前臨床段階の患者さんや健常者からヒト生体試料(クリニカルバイオリソース)を効率的に収集・管理・活用しています。さらに、2020年には次世代医療・iPS細胞治療研究センター(Ki-CONNENT)を設立し、早期臨床試験に取り組んでいます。

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