パレクセルは、消化器がんの分野における近年の多くの進歩の最前線に立っています。大腸がんや膵臓がんは依然としてがんによる罹患率の主な原因であり、弊社はこれらの疾患領域における新規で有望な薬剤を評価する多くの臨床試験に積極的に取り組んでいます。
進行胃がんに対する第一選択療法、また切除した食道がんの術後療法として、免疫療法を早期に利用することで、大きな進歩が遂げられています。 HER2を標的とする新しい抗体薬物複合体は、この胃がん患者群に新たな希望をもたらします。 同じ治療法は結腸がんでも評価されており、弊社もその一翼を担うことを誇りに思っています。
治療におけるバイオマーカー主導のアプローチを確立することを目的とした、転移性膵臓がんの第III相試験に参加した患者さんたちがいます。この試験では、BRCA遺伝子変異を持つ非常にまれな患者層を対象とし、3大陸13ヵ国にわたって実施されました。私たちは遺伝性膵臓登録のある地域に焦点を当てました。患者支援団体やソーシャルメディアグループとの連携、また患者さんやそのご家族に試験参加の影響を十分に説明するための募集ツールが、参加者には不可欠でした。このプロジェクトは予定通りに完了し、患者さんが病気の進行なしに生活できる期間を2倍に延ばす薬剤の承認を規制当局から取得しました。
弊社は過去5年間で、消化器がんの分野でトップクラスのCROとして、40件以上の臨床試験を実施してきました。中国やインドを含むアジア太平洋地域などの主要地域を網羅する国際共同治験の実施においても、弊社はリーダー的存在です。