乳がんおよび婦人科がん (卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん)は、パレクセルの臨床研究において非常に活発な分野です。私たちはこれらの疾患が女性の健康に与える壊滅的な影響を認識しており、婦人科がんの克服に全力で取り組んでいます。
特に力を入れている分野の1つが卵巣がんであり、初期の手術や化学療法後の再発率が高いため、現在も大きな課題となっています。 化学療法後の維持療法に関する弊社のグローバル研究では、「PARP阻害剤」として知られる薬剤群を活用することで、進行までの期間を大幅に延長することに成功しました。 PARP阻害剤は、がん細胞がDNAの欠陥を修復できないことを利用し、「合成致死性」を作り出します。
弊社のプロジェクトの中でも特に困難だったものの1つに、4大陸20ヵ国にまたがる200の医療施設で4,000名の患者さんを対象とした第III相の乳がん試験があります。この試験では患者さんの獲得競争が激しかったことに加え、複雑な適格基準/除外基準や、複数の地域における文化的な配慮の必要性にも直面しました。対照薬の輸出入の必要性も、ロジスティクスを複雑化させました。弊社は医療慣行、文化的な規範、各国の規制の違いを理解した経験豊富なチームを配置することで、すべてのマイルストーンを満たすフルサービスのソリューションを提供。 グローバルおよびローカルのエキスパートが協力し、患者募集を予定より6ヵ月も早く達成することができました。
弊社は過去5年間で、乳がんおよび前立腺がんの臨床試験を100件以上実施しました。